新たに下呂市と東京檜原村 エコツー全体構想、国が認定
動植物などの地域の自然環境や、地域と密接に関連する風俗などの伝統文化を保全しながら観光振興に活用する後押しをしようと、環境省など4省は4月30日、岐阜県の下呂市エコツーリズム推進全体構想と東京都の檜原(ひのはら)村エコツーリズム全体構想を、エコツーリズム推進法に基づき認定した。
特定の自然観光資源を認定することで、保護のための立ち入り制限が可能になるほか、全国的な広報活動で国の支援が受けられる。2008年に同法が施行されて以降、これまでにエコツーリズム構想が認定されたのは、第一号の埼玉県飯能市や沖縄県渡嘉敷村・座間味村、東京都小笠原村、北海道弟子屈村など14カ所。いずれも行政や観光関連団体、自然保護団体、商工会らで立ち上げているエコツーリズム推進協議会が全体構想をまとめている。
このうち檜原村は東京都の西部に位置し、面積の80%が秩父多摩甲斐国立公園内にあり、豊かな自然に恵まれている。檜原村エコツーリズム推進全体構想をまとめたのは、村や観光協会、秋川農協、秋川漁協などで構成する檜原村エコツーリズム推進協議会。多くのハイカーが訪れる三頭(みとう)山のブナ林や、山林に生息するクマタカ、ツキノワグマ、秋川のカジカ、ヤマメ、冬期に結氷することもある払沢(ほっさわ)の滝などを自然観光資源とし、巨樹や野草を楽しんだり、四季折々の滝をめぐるエコツアー、マウンテンバイクツアーなどの実施を予定している。
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