19年国慶節 インバウンド旅行動向調査 Relux調べ、第1位「大阪府」 宿泊平均額「23,289円」
ホテル・旅館の宿泊予約アプリ「Relux(リラックス)」を運営するLocoPartners(東京都港区)は9月18日、カスタマーの旅行動向や人
気の宿泊施設の傾向を調査する機関「Reluxトラベルラボ」から、中国の大型連休を調べる「2019年国慶節 インバウンド旅行動向調査」を発表した。人気エリア1位には大阪府を選出したが、北海道、沖縄県がランク外から5位以内へとランクアップを見せた。宿泊平均額は23,289円だった。
調査の対象とした国慶節は中国の大型連休で、2019年度は10月1日(火)から10月7日(月)までが政府公認の休日。これに合わせて実施した中国語カスタマーを対象としたインバウンド旅行動向の調査結果を発表している。
北海道、山梨県、沖縄県などが上位ランクインし、人気エリアが拡大
1位を獲得したのは、大阪府。旅に便利な無料Wi-Fiの充実度が高く、観光スポットの再整備も進み、奈良県や京都府などの人気観光地へのアクセスも良好なことからランクイン。また、2019年は新たに北海道、山梨県、沖縄県が上位にランクインし、人気エリアが拡大していることが窺える。
チェックインは、10月2日(水)がピークに
最もチェックインが集中したのは、国慶節2日目の10月2日。2018年はチェックインの日に大きな差がなかったことから、2019年は国慶節の前半に旅を楽しみたいニーズが高まっていることが窺える。
宿タイプでは、シティホテルが人気上昇
最新の設備やサービスが整ったラグジュアリーなシティホテルと、リーズナブルな価格で20代と30代を中心に人気を集めているビジネスホテルの人気が上昇した。“宿まれるレストラン”として知られているオーベルジュも3位にランクインし、インバウンドのニーズも多様化していることが窺える。
平均宿泊金額は、一人当たり23,289円と高い水準
2018年の24,799円と比べて、2019年は23,289円と、平均宿泊金額の大きな変化は見受けらなかった。また、観光庁が発表している昨年同時期の一人当たりの平均宿泊金額は5,553円であり、Reluxカスタマーはその約4倍と高い水準にあることから、宿泊体験自体に重きを置くカスタマーが多いことが推測できる。
2019年国慶節 インバウンド旅行動向調査
人気エリア
2019年10月1日(火)から2019年10月7日(月)までの予約件数をもとに前年同時期比で算出した、インバウンドの人気エリアのランキング。Reluxが紹介する47都道府県から、上位5都道府県を選出している。北海道、沖縄県など自然環境を求める人が多く、東京の次のエリアを求める傾向にある。
人気チェックイン日
2019年10月1~7日までの予約件数をもとに前年同時期比で算出した、チェックイン動向。対象期間中の全予約を100%として、日別のシェアを表示している。前半、得に2日が人気の傾向にある。一方後半の6日は不調だ。
2019年人気宿タイプ、人気上昇率ランキング
2019年10月1~7日までの予約件数をもとにした人気の宿タイプと、前年同時期比で算出した、宿タイプの人気上昇率ランキング。Reluxが紹介する全10の宿タイプのうち、上位5タイプを選出している。旅館は人気だが、シティホテル、ビジネスホテルなど都市部への宿泊が増えている。
Reluxの中国語カスタマーの各種動向
2019年10月1~7日までの予約件数をもとに前年同時期比で算出した、カスタマーの各種動向。18年、19年で大きな変化はない。
集計に関して
・集計対象:Reluxの中国語カスタマーの予約
・宿泊期間:2019年10月1日(火)〜2019年10月7日(月)、 2018年10月1日(月)〜2018年10月7日(日)
・集計日 :2019年9月6日(金)
「Relux(リラックス)」 https://rlx.jp
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