「JTB海外旅行レポート2022」を発売 旅行需要回復局面での海外旅行市場を展望
JTBはこのほど、「JTB海外旅行レポート2022日本市場における海外旅行のすべて」を発売した。今年はコロナ禍での今後の日本人の意識調査の結果を分析。旅行需要の回復局面での海外旅行市場を展望している。
レポートは前年までの「JTB REPORT 日本人海外旅行のすべて」から名称を変更。今年で35回目の発行で、JTB総合研究所が海外旅行市場の動向、構造を分析、編集・発行している。
レポートでは、海外旅行市場の復活には東アジアでの国際航空座席供給数の回復がカギを握ると指摘。欧米に比べアジアの国際線座席供給量の回復は遅れており、コロナ前の海外旅行者数の伸びは東アジアを中心とした訪日旅行者数の伸びと関係していたことから判断した。
![JTB海外旅行レポート](https://www.travelnews.co.jp/img/221013tourist9.jpg)
2022年7月~8月における国際航空旅客需要の回復率
(2019年=100%)
また、需要回復局面では海外旅行市場のキーワードとして「旅行コストの上昇に見合う価値提供」を挙げた。現地コストは世界各地で上昇しており、旅行者の海外旅行への意欲も減退せず。この現況ではターゲットやニーズを捉え、適切な価値を提供していくことが重要と論じている。
そのほか、日本人の意識調査から、海外旅行の最大の心理的なハードルは「感染症や病気などにかかるリスク」と分析している。
価格は1万3200円。購入はhttps://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/jtb-outbound-report-2022/から。
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