国内旅行は堅調に推移 KNT―CT・GWの旅行動向
24/04/25
KNT―CTホールディングスは、グループ会社の近畿日本ツーリストブループラネットにおける今年のゴールデンウイークの国内旅行動向をまとめた。国内旅行は物価高に加え、インバウンド増加によるホテル代高騰の影響を受けながらも、前年比111%と堅調に推移していることがわかった。
国内人気旅行先ランキングの1位は東京都。新たな食のランドマークとなる「豊洲千客万来」が2月にオープンしたのをはじめ、3月にはお台場に世界初のイマーシブ・テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」、4月はヱビスビール発祥の地である恵比寿に「ヱビス ブルワリー トウキョウ」がオープンするなど新施設の開業ラッシュが人気を後押しした。
伸び率では、福井県が前年比3倍超の販売高と圧倒的な伸び。北陸新幹線延伸の効果が大きい。滋賀県も伸び率が前年比174%で、現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部が「源氏物語」の着想を得たと伝わる石山寺など、ゆかりのスポットが数多くあることも影響している。

GWの人気旅行先の一つ、
滋賀県大津市の石山寺に建立されている紫式部の像
同社では「東京都、大阪府、福岡県など大都市圏が伸び率ランキング上位にランクインする結果となり、福井県や滋賀県、鳥取県など複数の地方に分散していることから、東京への集中と地方への分散の二極化する傾向となっている」と分析している。
旅行業 の新着記事
- KNT―CT、岐阜県高山市と観光振興と地域活性化に関する包括連携協定を締結(25/10/27)
- 阪急交通社、大阪府池田市と大規模災害の支援に関する協定を締結(25/10/26)
- 万博の活気を継続させる JR西日本とUSJ、JTBが関西の観光・地域経済活性化へ協業(25/10/22)
- 堀江貴文さんが経営参画 トキエア、2027年に黒字化へ(25/10/22)
- 2・0%減の281億5800万円 KNT―CT・8月の旅行取扱(25/10/21)










