テーブルウェア革新 Wilmax ENGLAND(1) 高級感と低価格を両立
「国際ホテル・レストラン・ショー2020」が2月19−21日、千葉市の幕張メッセで開かれた。新型コロナウイルスの影響で来場者は例年を大幅に下回ったが、展示会場のひとつテーブルウェア用品のゾーンでは初出展の「Wilmax ENGLAND」(ウィルマックス・イングランド)のブースに多くの来場者が足をとめていた。
2010年にロンドンで誕生したウィルマックス・イングランドはこの10年弱でヨーロッパ、アフリカ、アジア、北・南米など世界70カ国・地域のホテル、レストラン、カフェなどに取引先を急拡大。日本市場は2019年に本格参入。その際、パートナーとして選び総代理店契約を結んだのが「仁王インターナショナル」(神戸市)だ。

国際ホテル・レストラン・ショーでひと際目をひいた
ウィルマックス・イングランドのテーブルウェア
ホテレスショーで応接にあたっていた同社の宇佐見卓也部長は「若いブランドですが、よい品質と高級感のあるデザインが強みです。しかも価格がリーズナブルです」と特徴を説明する。価格は、高級食器ブランドの半額から3分の1ぐらいを提案できるという。
「食器は日々割れるものですが、だからといってホテルの食器が百均の商品ではお客様にご満足いただけません。皿の裏面にウィルマックス・イングランドの洗練されたロゴがあることで、お客様は安心していただけます」と話し、高級感と安さの両立に自信を示す。

よい品質と高級感のあるデザインに加えて、
リーズナブルな価格に自信を示す宇佐見部長
同社では日本参入からこれまで、商品を手に持って良さを体験してもらおうと展示会に積極的に出展するなどウィルマックス・イングランドの浸透に努めてきた。会場でブースを訪れた一人にウィルマックス・イングランドに興味を持った理由を尋ねると「白磁のカップの白が目に留まったので」と答えていた。国内で大口の新規受注はこれからだが、カフェやレストランの立ち上げ、自家使いで商品を購入されるケースは徐々に増えているという。
一方で、グローバルの実績は華やかだ。すでにヒルトングループ、アコーホテルグループ、ホテルインディゴ、マリオットグループ、ラディソンホテルなどが同ブランドを採用している。
アジアマーケットを統括する香港ブランチのジョアンナ・シャン販売マネージャーは昨年本紙の取材に「70カ国を超える市場で経験があり、日本向けの商品や提案力、アフターケアも含めて競争力には自信があります。日本でも3スター、4スターのホテルを開拓していきたい。ウィルマックスのルックスナイス&リーズナブルをまずは体験してほしい」。
(次の記事)テーブルウェア革新 Wilmax ENGLAND(2) 多種多様なアイテム
(サイト)Wilmax ENGLAND
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