山梨県 リニア新駅と富士山五合目にタイヤ式「富士トラム」運行を検討
24/11/20
山梨県は11月18日、「富士山登山鉄道構想」に基づき議論してきた次世代型路面電車(LRT)について、鉄軌道を断念しゴムタイヤ式の新交通システム「(仮称)富士トラム」を目指すと発表した。
新交通システムは、リニア新駅「山梨県駅」を起点に、周辺6市町村の富士北麓エリアや富士山五合目を結ぶ新たな交通手段として検討されている。リニア新駅の開業を地域経済の活性化や観光客誘致につなげる狙いがある。
これまで山梨県では2021年に「富士山登山鉄道構想」を発表し、鉄軌道を敷設しLRTを運行する案を検討してきた。しかし、住民説明会などを通じて環境破壊や大規模な建設費等への懸念する声を受け、鉄軌道の断念。代わりに、低コストで環境に優しい「富士トラム」の採用に舵を切った。
新交通システムでは、グリーン水素を動力源として採用し、環境負荷を軽減する持続可能な交通網の実現を目指す。さらに、磁気マーカーや白線を使った誘導方式により、鉄軌道を敷設せずに効率的な運行を目指す。
山梨県は今後、県民との合意形成を進め、新交通システム「富士トラム」の実現に向けて取り組んでいく。
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