今夏の旅行、7割がすでに計画 トリップアドバイザー調査、国内は那覇や函館が人気
トリップアドバイザーはこのほど、夏の旅行動向調査を発表した。日本を含むアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、シンガポールの6カ国の旅行者を対象にした意識調査と、サイト利用データに基づいてまとめた。
日本人旅行者に関する調査では、96%が昨年夏と同程度かそれ以上の頻度で旅行すると回答し、70%がすでに今夏(6月1日―8月31日)の旅行を計画していると答えた。昨年の68%、一昨年の65%から上昇を続けており、堅調な回復傾向がうかがえる。旅行先としては国内旅行が依然として主流で、82%が国内を選んでおり、移動距離は4―6時間が最も多く47%を占めた。
旅行中の過ごし方においては「自然」や「文化」を楽しむ旅行が人気で、旅行者の77%がアクティビティや体験を予算編成の際に重要視すると回答し、79%が旅行中に計画したアクティビティを優先する傾向があるとした。さらに54%はアクティビティを事前予約するとしており、旅行の計画段階で体験型のコンテンツを重視する姿勢が強まっている。
国内旅行先としては、沖縄県の那覇市と恩納村、北海道函館市、静岡県熱海市、長野県軽井沢町などが上位に並んだ。一方、海外旅行ではソウル、ホノルル、バンコク、パリ、シンガポール、ロンドンといった都市が人気を集めている。
訪日外国人の動向では、東京の銀座や歌舞伎町、西新宿、神奈川県の箱根町、那覇市などが人気。東京の日本橋や愛媛県松山市、北海道美瑛町といったエリアの検索数が伸びている。
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