箱根(神奈川)が1位奪還、“あこがれ”は乳頭(秋田) じゃらんリサーチセンター「人気温泉地ランキング」
リクルート・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)はこのほど、毎年恒例の「人気温泉地ランキング」の2023年版の投票結果を発表した。旅行者が「もう一度行ってみたい」と感じる人気温泉地は箱根(神奈川)が1位を奪還。前年トップの草津(群馬)は僅差の2位となった。
続く3位登別(北海道)、4位道後(愛媛)、5位別府(大分)は前年から変わらず。6位黒川(熊本)と7位有馬(兵庫)が前年から入れ替わり、8位熱海(静岡)、9位由布院(大分)、10位に下呂(岐阜)が続く並びは前年同様。トップ10は2021年の同じ並びになった。
50位まででは、18位の嬉野(佐賀)、50位のみなかみ18湯(群馬)、37位の淡路島の温泉(兵庫)の上昇が目立つ。
また、世代別に見ると4代の1位は箱根が草津から奪還。20―40代が箱根、50―60代は草津を1位に推した。20代の5位道後、30代の3位別府が新たにランクインした。
一度は行ってみたい「全国あこがれ温泉地ランキング」は乳頭(秋田)が4年連続1位で、2位草津も前年同様。3位銀山(山形)、4位道後がランクアップし、由布院は5位となった。10位別黒川が前年から2つ順位を上げベスト10入り。そのほか34位定山渓(北海道)、38位ウトロ(北海道)、25位宇奈月(富山)。28位秋保(宮城)、50位三朝(鳥取)が上昇した。
満足度ランキングは総合温泉地部門で奥飛騨(岐阜)が満足者の割合95・8%で3年ぶりにトップを奪取。2位は乳頭、3位は登別が入った。訪問者100人未満の秘湯部門は1位十勝岳(北海道)、2位乗鞍高原(長野)、3位黒部峡谷温泉群(富山)がランクインした。
今回から「おすすめしたい穴場温泉地」ランキングを新設。初代王者には乳頭が就き、2位は山鹿・平山(熊本)、3位は下風呂・薬研(青森)だった。
調査は宿泊予約サイト「じゃらんnet」の利用者を対象に8月に行い、全国328温泉地から選択。回答数は1万3375人。
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