長野県・鹿教湯温泉の停電 15日に解消し通常営業へ
長野県上田市の鹿教湯(かけゆ)温泉は15日、停電が解消し、引き続き周辺道路の復旧作業が続いている。
鹿教湯温泉は、台風19号の影響で、12日から停電となり、周辺道路への土砂流出や陥没などで、一時孤立状態となっていた。
温泉街では、停電で温泉の配湯も止まっていたが、15日午後現在で停電は解消し、各旅館ホテルへの温泉の配湯も行われ、通常営業に向け、作業を急いでいる状況だ。
16日16時には鹿教湯-松本間(三才山トンネル)が通行可能に
周辺道路についても、国道254号線鹿教湯-松本間(三才山トンネル)は 16日16時に規制が解除され、一部う回路を利用している国道254号線鹿教湯-上田市街地間も、16日午後には破損個所の補修が完了する。
斎藤ホテルの斎藤宗治社長は、「停電と周辺道路が不通になるなか、お客様に安全に滞在いただき、無事にお帰りいただくことに集中しました」と、台風当日の様子を振り返る。
「鹿教温泉は元気です」 紅葉シーズンの来訪呼びかける
鹿教湯温泉に建物等の被害はなく、斎藤社長は、「旅館組合では、鹿湯温泉は元気ですと、情報発信に力を入れようと話し合いました。これからの紅葉シーズンに向けて巻き返しを図りたい」と話している。
開湯1200年の歴史を持つ鹿教湯温泉。信州の中央部に位置し、東京・名古屋から2時間半ほどの距離。かつて湯治場として栄えた地は、今でも温泉を活用した健康増進プログラムや温泉療養が積極的に行われている。
文殊菩薩が鹿に姿を変え、信心な猟師に温泉の在りかを教えたのが起源とされ、温泉街のそばを流れる内村川渓谷沿いには、文殊菩薩を祀った文殊堂が建つ。
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