山形・鶴岡「たみや旅館」が破産、負債は1億2300万円
20/01/30
東京商工リサーチはこのほど、不動産賃貸業のたみや旅館(山形県鶴岡市、今野悦郎社長)は28日までに地裁鶴岡支部から破産手続き開始の決定を受けたと発表した。負債総額は約1億2300万円。
たみや旅館は、1956(昭和31)年、同市湯田川温泉に旅館「たみや旅館」を創業し、63年に法人化している。昭和期は団体客中心の稼働で順調だったが、団体客の減少や施設の老朽化を受けて、業績は徐々に後退していた。
財務状態の悪化に伴い、2008年に関連会社・神泉閣たみやを設立。旅館運営を同社に移管して、たみや旅館は旅館施設を貸し出す不動産賃貸業に転換している。しかしながら、宿泊客は減少に歯止めが効かず、資金繰りが限界に達したことから18年8月で旅館の営業を停止していた。両社合わせた負債額は約1億3千万円。
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