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関東運輸局など江戸街道体験コンテンツを募集 知られざる江戸文化体験を発掘

国土交通省関東運輸局と関東広域観光機構は12月12日、「江戸街道プロジェクト」における体験型観光コンテンツの募集を開始した。訪日外国人旅行者の消費額拡大やリピーター満足度の向上が目的。「知られざる江戸文化体験」をテーマに良質なコンテンツを掘り起こし、2026年春から海外向けに本格的なプロモーションを展開する。2026年1月13日まで。

江戸街道を「Edo Shogun Roads」として海外発信

江戸街道プロジェクトは、旧宿場町や街道沿いの地域資源を起点に、歴史・文化・食といった江戸由来の要素を横断的に結び付ける取り組み。関東広域を中心に、自治体やDMO、観光事業者、交通事業者などが連携し、持続可能な地域経済の構築と観光消費の拡大を目指して、2022年度から進められている。

今回募集する体験型コンテンツは、江戸時代に発祥、または江戸時代に既に存在していた文化を、外国人旅行者が実際に体験できるものが対象。茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、新潟、福島、長野の1都10県で実施されている体験が応募可能となる。職人技術の見学・体験、茶道や書道などの文化体験、歴史的町並みのガイドツアー、発酵文化をはじめとした食文化体験、伝統芸能の付加価値型体験などが例として挙げられている。

選定コンテンツは海外プロモーションで重点活用

特徴的なのは、すでに訪日外国人が年間約3万人以上訪れている著名コンテンツは対象外とし、日本人には一定程度知られているものの、海外ではまだ十分に認知されていない体験に光を当てる点だ。選定されたコンテンツは、2026年春に予定されている海外向けプロモーション開始セレモニー(仮称)で発表され、江戸街道プロジェクトの公式サイト掲載のほか、海外旅行博での紹介やインバウンド向け招請事業などで優先的に活用される。

応募には、年間100日以上の実施体制やウェブサイト・メール対応など一定の要件を満たす必要がある。選定は有識者で構成されるアドバイザリー会議により約30件程度が選ばれ、採択されたコンテンツは原則3年間、公式サイトで紹介される。

関東運輸局と関東広域観光機構は、「体験を通じて江戸文化の奥深さを伝えることが、広域周遊と消費拡大につながる」としており、地域に根差した事業者からの積極的な応募を呼びかけている。

応募要項など詳しくは、関東運輸局江戸街道プロジェクトホームページURL 江戸街道プロジェクト – 関東運輸局 から。問い合わせ先は、関東広域観光機構事務局TEL045-628-9120、メール greatertokyo@gtto.jp 。

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