山形・寒河江温泉の半額プラン 6月19日から県外旅行者も
20/06/23
山形県寒河江市(さがえし)の寒河江温泉協同組合(8軒)が6月10-7月11日の1カ月、宿泊半額プランを行っている。1万円を上限に市が半額分を補助する。
市の特産品のさくらんぼの食べ放題と、バラの花を浮かべたバラ風呂入浴(1施設除く)がついている。

宿泊施設によって大浴場や貸切風呂で
コロナウイルス感染症拡大に伴う県境移動の自粛要請が解除された19日以降は、半額補助の対象を県民以外に拡大した。最初の週末となった19日は県外からの利用者も多かった。
同温泉協同組合には市内に点在する8施設が加盟している。市では当初、利用者2000人分を目安に2000万円の予算を用意。すでに3000人以上が宿泊・予約しているが、市では今のところ事業を継続することにしている。
宿泊施設の支援について寒河江市さくらんぼ観光課では、「今後に向けて、温泉の認知度を高めたいと考えました。さくらんぼは県内で1、2を競う生産量ですし、バラの生産も盛んです。それを宿泊プランに取り入れました」と話す。

サクランボ狩りは7月中旬頃まで
市内にはさくらんぼ狩りのできる観光農園が多くあるが、観光客が来なかったことで収穫できずにいた。半額宿泊プランでは、1人あたり約200グラムのさくらんぼを提供し、需要拡大にもつなげている。
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