宿の思い、価値を伝える 日本味の宿が親ぼく会
22/08/03
食に館にスタッフに「味わい深い宿」を目指す旅館の集まり「日本味の宿」が7月6日、東京・神保町の学士会館で親ぼく会を開いた。コロナ禍の2年半は集い意見を交わす機会がなかった。
山本亨平会長(滋賀県長浜市・尾上温泉旅館紅鮎)は「宿泊業界は大変な時期を過ごしていますが、前を向いて進みたい。コロナで旅行が制限されるなか、宿は何のために存在するのか、何の価値を提供できるかを自問自答してきました。今言いたいのは旅を続けようということです。ゲストに新しい時間の使い方を提案し宿の思いを伝えていきたい」と意気込みを示した。

「宿は何のために存在するのか自問自答してきた」
と山本会長
顧問を務めるエッセイストの柏井壽さんは「コロナ禍で家にいるとき、旅行は必要なのかと思う時がありました。今、旅行を再開し旅館に泊まると、わくわくする自分に驚いています。旅は人生に必要だと、旅に出るとよく分かります。失われた2年が無駄にならないように研さんしましょう」と呼びかけた。
旅館ホテル の新着記事
- 新会長に山田さん 全旅連女性経営者の会、女性ならではの方針示す(25/05/01)
- 近畿2府4県を味わう ウェスティンホテル大阪、6月30日までフェア(25/04/30)
- 地域を元気にする旅館経営 リョケンセミナー・ひいなの湯利光社長(25/04/21)
- 地域経済圏で顧客組織化 日旅連関西が総会(25/04/18)
- 宿泊者数は7・1%増の4888万人泊 1月の宿泊旅行統計(25/04/03)