楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

「新・三猿」の考え方

17/09/25

3匹の猿が両手で目と耳、口を隠している「見ざる聞かざる言わざる」。彫刻や置物などで知られる「三猿」は、日光東照宮のものが有名だが「自分に都合の悪いこと、人の欠点や過ちなどは見ない、聞かない、言わない」という意味がある。三猿に似た表現はアメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界各地にあり、日本には8世紀ごろにシルクロードを経由して入ってきたそうだ。

先日、ある島で観光連盟の副会長をされている女性の自宅を伺った際、三猿の置物が置いてあった。よく見ると3匹の猿の表情は「見て聞いて喋る」になっている。副会長のご主人曰く「これからは『見ざる聞かざる言わざる』ではだめですよ。見て聞いたことを喋らないと」。

ご主人の話の意味からは若干離れるかもしれないが、観光業こそ「見たでござる、聞いたでござる、喋るでござる」の三猿が大事であるように思った。

あいさつのたびに「旅行業は情報産業だ。その情報を持っているかどうかで我々の方向性は決まる」と京都府旅行業協同組合の上原龍男理事長は話しておられるが、新しい三猿の考え方はこれと同じだ。

「見て聞いたことをお客様に生の声で話し、伝える」。旅行会社に限らず観光産業の強みは、この点にあると思うのだが、どうだろう。

(トラベルニュースat 17年9月25日号)

この記事をシェアする
購読申し込み
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
鹿児島へ維新のヒーロー西郷どん紀行

今年は明治維新から150年。ゆかりの地では盛り上がりが本格化しているが、NHKは大河ドラマ「西...

艶やか雛が告げる日本の春

まだまだ本格的な冬は続くが、新年を迎えて心はもう春に向いている。その春の観光シーズンの開幕を告...

世界一美しい半島伊豆に春が来る

「世界一美しい半島」というビジョンを掲げ動き出した伊豆半島。2019年4―6月に開催が決まった...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携アイテム。大阪にある全国の出先案内所収録。毎年5月発行

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。18年版11月15日発売

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ