山梨県は話題満載―春は信玄公祭り、秋は美術展 大阪で観光説明会
山梨県とやまなし観光推進機構は2月20日、大阪市中央区のマイドームおおさかで観光説明会を開いた。関西の旅行会社に、4月に甲府市で開く信玄公祭りや今年秋のイベントなどを紹介した。
県観光部の市川美季次長は、2017年の県内宿泊客数について「年初は中国人客が大きく減少していましたが、8月以降プラスに転じました。全体としても増え、特に外国人客は前年比80%伸びました」。また県内観光の最新の話題として「山梨市の一之釜滝は、旅行商品をきっかけに虹がかかる滝として一躍インスタ映えスポットとして注目されています。峡南地域では身延山久遠寺を核に歴史文化ツーリズム構想がスタートし、平成31年の中部縦断自動車道の開通を控え、峡南エリアにも注目してください」と話した。
観光推進機構の井澤啓理事長は、同機構が組織再編で地域連携DMOとして活動していることを紹介し「県全体の観光振興のワンストップの役割を果たしています。旅行形態の変化に対応するためには我々と旅行会社のマッチングが大切であり、ウイン・ウインの関係を築いていきたい」と語った。
信玄公祭り(4月6―8日)では7日に行われる甲州軍団出陣で、武田信玄役に渡辺大さん、山本勘助役に升毅さんと2人の人気俳優が就くことが決まった。女子高生のアウトドア体験を描き人気のアニメ「ゆるキャン△」の舞台が、本栖湖や富士宮市など県下一円に広がっていることから「聖地巡礼」が話題になっていることをアピールした。
また県立美術館が開館40周年を記念して10月20日―12月9日に、モネやゴッホら印象派に多大な影響を与えたシャルル=フランソワ・ドービニーの特別展を開く。担当者は「世界的なコレクションを誇るジャン=フランソワ・ミレーの作品と見比べ、ぜひ旅行プランに加えてほしい」。
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