草津が3連覇、別府の人気上昇も目立つ じゃらんリサーチセンター「人気温泉地ランキング」
リクルート・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)は12月10日、毎年恒例の「人気温泉地ランキング」の2026年版の結果を発表した。旅行者が「もう一度行ってみたい」と感じる人気温泉地は草津(神奈川)が3連覇を達成。前年5位だった別府(大分)が2位に上昇するなど例年よりやや変動があった。
3位はトップ3常連の箱根(神奈川)。4位道後(愛媛)に続き、5位には由布院(大分)が前年11位から大きくランクアップした。以下、6位登別(北海道)、7位有馬(兵庫)、8位下呂(岐阜)、9位熱海(静岡)、10位黒川(岐阜)が続く。50位まででは、13位伊香保(群馬)、37位三朝(鳥取)、38位宇奈月(富山)、41位修善寺(静岡)の上昇が目立つ。
上位の要因として、草津の1位はまちの雰囲気と効能や泉質、2位の別府はまちの雰囲気が高評価だった。

草津温泉のシンボル、湯畑
また、世代別に見ると20、30代が箱根だが、40、50代は草津がトップを奪取。別府は30代以上の人気が高まっている。
「もう一度行ってみたい」という回答から算出したリピート意向率は、乳頭(秋田)が48・8%でトップ。草津、黒川(熊本)、別府、由布院、銀山(山形)が続く。
一度は行ってみたい「全国あこがれ温泉地ランキング」は由布院が1位。前年6位から順位を上げ、ここでも人気の高まりがうかがえる。2位銀山、3位草津と続き、長年1位だった乳頭は4位に。5位には別府が前年14位から大きく順位を上げた。
満足度ランキングは総合部門で乳頭が満足者の割合97・8%でトップ。2位はウトロ(北海道)、3位は奥飛騨(岐阜)が入った。訪問者100人未満の秘湯部門は1位上天草・下田(熊本)、2位日光湯元(栃木)、3位白骨(長野)がランクインした。
「おすすめしたい穴場温泉地」は乳頭が4年連続で1位。2位は前年9位からランクアップしたぬかびら(北海道)、3位は下風呂・薬研(青森)だった。
調査は宿泊予約サイト「じゃらんnet」の利用者を対象に9月に行い、全国334温泉地から選択。回答数は1万2595人。
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