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せとうちDMOと九州観光推進機構が連携 共同PRなど、西日本エリアへ誘客

19/09/03

せとうちDMOは2日、 九州観光推進機構と「インバウンドプロモーション連携に関する趣意書」を締結した。両エリアへの誘客のほか、共同で大型プロモーションの展開を計画する。「せとうち」「九州」の連携で、西日本エリアへの誘客を促進する。

両者ロゴ

瀬戸内エリアの観光需要を創出する「せとうちDMO」

せとうちDMOは、官民が参画するせとうち観光推進機構と金融機関・域内外の民間企業が参画する瀬戸内ブランドコーポレーションで構成。 DMOはDestination Marketing/Management Organizationの略。 観光需要の創出と商品やサービスの供給体制の強化を行いながら、 多様な関係者とともに持続可能な観光地域づくりを推進している。

西日本エリアでの周遊や滞在の長期化を促進

現状の訪日外国人旅行者数を見ると、 日本全体では増加基調にあるものの大都市圏やゴールデンルートへの集中が顕著であり、 地方への拡大が今後の課題となっている。 また一方では日本の各地方が持つ様々な魅力に関心が高まっている。 今回の協定はこのような状況を踏まえ、 瀬戸内エリアと九州エリアという自然、 歴史文化、 アート、 食といった他に類を見ない多くの魅力的なコンテンツを有する両地域が手を結び、 スケールメリットを活かした効果的なプロモーションを行うことにで、 インバウンド誘客を図っていくというもの。 瀬戸内と九州が横断的に連携することで、 両エリアはもちろんのこと広く西日本エリアでの周遊や滞在の長期化を促進していくことを目的としている。

具体的には、 せとうちDMOの有するインバウンドマーケティングの知見、 欧米の旅行会社やメディアとのリレーションを活用し、 瀬戸内エリアに加え、 九州エリアのPRをより効果的にプロモーションしていく。 現在、 せとうちDMOが行っている認知拡大や旅行商品の造成に向けターゲットとする独・仏・英・米の4市場において展開している現地エージェンシーの設置、 その活用による現地メディアや旅行会社への継続的なPR活動などにより、 瀬戸内、 九州、 広く西日本エリアへの誘客に繋げていく(対象市場については、 両機構が協議のうえ、 決定していく)。

1、目的

せとうちDMO、 九州観光推進機構が連携してインバウンドプロモーション活動に取り組み、 訪日旅行者を誘客促進することにより、 地域社会の一層の活性化を図る。

2、連携の内容

(1)両機構が決定した対象市場において、 海外から瀬戸内地域、 九州地域へのインバウンド拡大を目指す活動について連携し、 協力していく。
(2)両地域の連携によるスケールメリットを活かした効果的なプロモーションについて共同で実施する。

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