琵琶湖の冬の風物詩「雪見船クルーズ」運航開始 戦国ロマンに浸り大津―長浜/滋賀
琵琶湖の冬の風物詩として定着している「雪見船クルーズ」。びわ湖雪見船協議会(佐藤祐子会長=びわ湖花街道)と琵琶湖汽船(川添智史社長)が3月5日まで運航しているもので、湖上から冬景色を楽しめる。
今冬の雪見船は、2月まで放映されるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に合わせて「びわ湖で感じる戦国ロマン」をテーマに実施。乗船客には湖周辺に点在する武将ゆかりの地をまとめた戦国マップや、船内ポスターをスマートフォンで撮影すると戦国武将になりきれるARフォトフレームをプレゼントしている。
船内では、大津出身の画家、今森洋輔さんによる戦国近江の歴史案内も魅力のひとつ。
クルーズの初日の1月9日には関係者が大津港と雄琴港から乗船、比良山系や伊吹山など冠雪した山々を眺めながら長浜港までのクルーズを楽しんだ。長浜港では長浜観光協会の岸本一郎会長(浜湖月)らが出迎え、佐藤会長に盆梅を贈呈し今年の雪見船クルーズの成功を誓い合っていた。

盆梅を手に雪見船の前に立つ
佐藤会長(左から3人目)と岸本会長(左端)
佐藤会長は「雪見船クルーズも今年で38回目を迎え、冬の琵琶湖観光に欠かせないものになっています。ここ数年は暖冬で、なかなか雪を見ながらのクルーズにはなっていませんでしたが、今年は年末に雪が降り、湖から最高の雪景色を楽しめるので喜んでいます」とあいさつ。
これを受けて岸本会長も「長浜の盆梅展も70回を迎える記念の開催になります。切り絵作家の早川鉄平さんと京都芸術大学の学生による切り絵と盆梅の幻想的な展示を行いますので、多くの人に長浜を訪れてほしい」と話した。
今年の雪見船クルーズはコロナ感染防止策として最大乗船率を座席数の40%程度に制限して運航している。
乗船の問い合わせは、琵琶湖汽船予約センター 電話077―524―5000。
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