温泉地でのワーケーションモデルづくり 伊東市が実証実験、「東海館」で時間貸しも/静岡
21/03/22
静岡県伊東市と伊東観光協会は、温泉地でのワーケーション誘客のモデルづくりの実証実験を実施している。企業が求める作業環境の整備などを行い、ワーケーションの“メッカ”を目指していく。
実証実験は、観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業で、市の事業が採択。首都圏から近い温泉地という特性を生かし、企業のニーズに対応して温泉地のワーケーションモデルづくりを目指すというもので、1月から事業を始めた。4月からは企業の要望に応える「ワーケーションワンストップ窓口」も開設する。
リモートワーク環境の整備にはビッグローブも協力。実証実験にあたっては宿のネットワーク環境や、デスクや会議室といったワーク環境の調査を行い、事業を実施している。
3月17日には、宿泊前後のリモートワークを可能にしようと、市指定有形文化財の元温泉旅館「東海館」でワーケーションルームを時間貸しするサービスも開始した。入館料200円は必要だが、利用は試用期間のため当面無料で提供する。

東海館
地域情報 の新着記事
- オーロラ観測や利便性 米アンカレジ観光局らアピール(25/04/27)
- 昔ながらの手法で味噌仕込む 枚方市の北村みそ、インバウンド視野に体験/大阪(25/04/20)
- 宇佐神宮、鎮座1300年で奉祝 メーンは10月の勅祭/大分(25/04/19)
- 「雪の大谷」今年は最高16メートル 立山黒部アルペンルートが全線開通/富山(25/04/18)
- 横浜EXPOなど議論 関東運輸局と関東地方整備局、観光ビジョン会議を開催(25/04/18)