日本橋の老舗料理屋18店で「しずおか食堂」 旬の桜えびなど
旬の桜えびを始めわさび、しいたけ、マグロなど静岡市を中心に静岡県中部5市2町の食材を東京・日本橋の老舗料理屋18店舗がランチやディナーで提供する「日本橋しずおか食堂」が12月7日まで開かれている。
国内で唯一、静岡市の由比港だけで水揚げされる桜えびは10月下旬に秋漁が解禁。参加店の寿司屋「蛇の市本店」では普段はなかなか食べる機会のない生の桜えびを江戸前の酢飯と併せた軍艦巻きで出している。

日本橋で生の桜えび
ミシュラン1つ星のフレンチレストラン「La Paix」(ラペ)では桜えびやマグロ、しずおか牛や野菜など、ほぼ静岡市周辺の食材を使ったコース料理を提供している。料理に使う塩やはちみつ、緑茶も静岡産と徹底している。
「にんべん日本橋だし場はなれ」は、桜えびの炊き込みご飯御前を創作。出汁や薬味のわさびも静岡産を使っている。
「日本橋鰻伊勢定」はイベント期間中、鰻の産地で同エリアの吉田町の鰻を使用している。
日本橋しずおか食堂の参加店舗は静岡市のウェブサイトで確認できる。
静岡県中部5市2町(静岡市、島田市、焼津市、牧之原市、吉田町、川根本町)には東海道に8つの宿場町が栄えた。江戸に幕府を開き、静岡市の駿府城で生涯を閉じた徳川家康により、東京とは文化、物流を始め縁が深い。
同エリアでは東海道歴史街道として東京への観光PRに力を入れている。
日本橋しずおか食堂期間中は東京メトロ三越駅コンコースで江戸・東京と「しずおか東海道」の歴史的なつながりを紹介するパネル展を行っている。
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