宇佐神宮、鎮座1300年で奉祝 メーンは10月の勅祭/大分
25/04/19
全国に4万社あまりある八幡社の総本宮・宇佐神宮(大分県宇佐市)が今年「御鎮座1300年」を迎える。1年を通じ関連イベントが展開されており、奉祝行事のメーンとなる10年に一度の臨時奉幣祭(勅祭)は10月4―5日に開かれる。
宇佐神宮は725年、応神天皇の神霊である八幡大神が鎮座したことが起源。神仏習合発祥の地としても知られる。国宝の本殿をはじめ約50万平方㍍(東京ドーム約11個分)の境内には、数多くの文化財が残り、イチイガシの樹木など豊かな自然の中で参拝できる。
奉祝行事のうち臨時奉幣祭は、皇室からの使い(勅使)がお供え物を奉献する祭儀で、境内の屋根付きの神橋「呉橋」も10年に一度この日だけ勅使が渡る。流鏑馬神事や奉納花火も行われる。
また、5月3―6日には国宝本田の特別拝観、7月31日―8月2日には御神幸祭、秋には古代宇佐時代祭なども行われる。5月からは、御鎮座1300年を記念し巫女体験も始まる。
宇佐市では、貸切バス1台あたり3万円を助成する「宇佐市ツアー造成補助金制度」を設け、旅行会社を通じた参詣を呼びかけている。
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