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訪日客誘致へ官民連携のアイデア募る/JNTO

日本政府観光局(JNTO)では現在、ビジット・ジャパンの一環として官民連携事業のアイデアを募っている。民間企業や団体が有している多様な海外ネットワークやブランド力、キャラクター、ノウハウを生かし、訪日外国人旅行者のさらなる誘客につなげることが目的。2020 年度の事業化アイデアで、業界を問わず広く公募している。

ビジット・ジャパンの官民連携事業では、これまで「海外インフルエンサーネットワークと連携した日本の温泉・食・美容等のプロモーション」(15年度)、「アウトドア専門メディア等と連携した日本のアウトドアアクティビティの情報発信」(16年度)、「海外オートバイツーリング会社、オートバイメーカー等と連携した訪日プロモーション」(17年度)、「ナイトタイム観光のコンテンツ化および情報発信による訪日旅行促進事業」(18年度)が事業化している。

20年度事業化のアイデアは、12月23日(月)13時まで受け付ける。20年1月下旬をメドに、採用したアイデアを訪日プロモーション事業として企画競争にかける。

アイデアの選定基準募集概要は、次の1―5の要素を総合的に勘案する。
1.民間企業や団体等が持つ海外ネットワーク、ブランド力、キャラクター、ノウハウ等を活用するものであること。
2.訪日外国人旅行者の増加及び消費額拡大への寄与、高い効果を具体的な数値で示せるものであること。
3.一過性のイベントではなく、イベント等実施後も現地旅行会社や消費者とのネットワークを維持するなど、訪日旅行促進の効果がその後も持続されるような工夫が施されていること。
4.官民の適切な役割分担及び費用負担により、国の経費節減に資すること。具体的には「明日の日本を支える観光ビジョン」や「訪日プロモーション方針」に則った提案であり、訴求対象が複数の市場にわたるアイデアで、訪日旅行者の地方への誘客および域内消費額の拡大に資する提案が望ましい―など。JNTO単独では実施しがたい内容で、過去に類似事業の実施がないもの。
5.観光庁事業の「テーマ別観光による地方誘客事業」にて支援の終了したモデルケース(エコツーリズム、酒蔵ツーリズム、アニメツーリズム、サイクルツーリズムなど)を活用するものや、成長戦略などを踏まえた他分野の政策への波及が期待できるもの―としている。

提案にあたっては、所定の様式を下記よりダウンロードして、JNTO市場横断プロモーション部市場横断グループ重松さん宛て。メールアドレスはvjkanmin@jnto.go.jp
ダウンロード先:https://www.jnto.go.jp/jpn/news/download/20191121forms.pdf

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