八ヶ岳や下関、五島列島 観光庁、ガストロノミーツーリズム推進事業6件を採択
観光庁は6月11日、公募していた今年度の「『食』の力を最大活用したガストロノミーツーリズム推進事業」について6件を採択した。
同事業は、地域の食材や習慣、伝統、歴史などによって育まれた食と食文化を楽しむガストロノミーツーリズムをテーマに、インバウンド誘客に向けてコンテンツ造成などを促すもの。DMOや自治体らを対象に、採択事業には1件あたり2千万円を上限に支援する。4月14日―5月14日に公募していた。
採択された団体と事業、地域は次の通り。
いきかえりの宿滝波「里山ガストロノミー”食材”の聖地から”食”の聖地へ、上杉家がもたらした”かてもの文化”及び伝統野菜をイノベイティブに再構築し、置賜盆地全体でその価値を共有する。ガストロノミーを通じたローカルリバイタライゼーション」(山形県南陽市、米沢市)▽しあわせデザイン「コンパクトながら高低差4000㍍のダイナミック地形が生み出す『海寿司・山寿司』美食地質学ツーリズム推進事業」(富山県射水市)▽八ヶ岳ツーリズムマネジメント「『大地の恵み×多様な酒類』による八ヶ岳ガストロノミーツーリズム事業」(山梨県北杜市、長野県富士見町、原村)▽西伊豆みらい創造協議会「鰹節文化の源へ ツーリズム&スペシャリテ」(静岡県西伊豆エリア)▽国際ふぐ協会下関“FUKU”を世界へ!地域一体となった、世界を迎え入れる“FUKU”美食創造プロジェクト」(山口県下関市)▽五島列島観光コンベンションビューロー「恵み豊かな国境の島々を巡る~五島ブランド食材と歴史・文化を五感で味わう旅~」(長崎県五島市、新上五島町)
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