シチズン時計 5年前に比べ「待ち時間」は気長に、コロナ禍も影響
6月10日の「時の記念日」を前にシチズン時計が勤労者を対象に実施した「待ち時間」についての意識調査で、前回調査の5年前に比べ飲食店の空席待ちや料理が運ばれるまでの、「イライラを感じるまでの時間が少し伸び、気長傾向になっている」ことが分かった。
調査は20-50代の男女400人を対象に実施した。
待ち時間がどのくらいからイライラするかを5年前と今回を比較すると、ランチタイムの飲食店の空席待ちでは5年前は「10分」(32・3%)が最多だったが、今回は「15分超」(41・3%)となり5分伸びた。
オーダーしてから料理が運ばれてくる時間も5年前の「10分」(35・3%)から「15分」(28・3%)に、同様に居酒屋で最初の1杯が出るまでの時間も「5分」から「5分超」に若干伸びている。
外食できる喜びや、コロナによる飲食店の苦境や人手不足への理解があるものと見られる。
また、「覚悟の行列待ち」については人気飲食店の入店待ちは「1時間まで」(38・3%)が最多で、5年前の「30分まで」(39・5%)より長くなり、テーマパークのアトラクションでは「1時間」(33・8%)が最多で、5年前の「30分」(29・3%)から増えた。
「2時間超」の待ち時間についても、前回の2倍の10・0%の人が許容し、特に20代は「2時間」(15・0%)、「2時間超」(22・0%)と他の世代より辛抱強い傾向が見られた。
調査では全体的に気長になった理由について、コロナによる巣ごもり時間の増加や異なる生活リズムの獲得、オンライン予約やオーダーの普及、待ち時間中のスマホ利用などをあげている。
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