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中四国発展へ協力 9県在阪事務所と受入、JTBが合同懇話会

18/04/13

中四国9県の観光情報を共有し集客につなげる合同懇話会がこのほど、大阪市中央区の道頓堀ホテルで開かれた。

懇話会は、中四国9県の在阪県事務所と、旅館などの観光施設、JTB国内旅行企画西日本事業部の3者が集まって定期的に開催。世話人は旅館大阪案内所とJTB国内旅行企画西日本事業部仕入販売部の8人が担当。代表世話人は谷口昇さん(大阪直案会幹事長、山村別館)が務めている。

11回目の開催となったこの日は56人が出席した。開会時のあいさつで谷口代表世話人は「当初はJTBと受入機関との交流会からスタートした。中四国の観光振興の一助になる内容にしていく考えで行っており、本日も皆さんと中四国の情報を共有し、活用していきたい」と話した。

JTB国内旅行企画の荒井修地域統括部長は4―9月に展開するJTBの国内旅行キャンペーン「日本の旬 瀬戸内・山陰」の取り組みについて説明。瀬戸内・山陰を訪れる観光客は海・山・街・食・歴史の5つのキーワードを求めて旅に出かけているとし、鳥取砂丘や出雲大社、厳島神社などメジャーな観光地と知名度は低くても魅力ある素材をミックスしたツアーをアピールしていくことを訴えた。

各県担当者からの新着情報やこの1年の動きについては次の通り。

▽鳥取県「昨年、鳥取砂丘はポケモンGO目当てで夫婦客が多く訪れた。大山開山1300年や蟹取県、星取県も継続して訴えていきたい」▽島根県「広浜鉄道の跡地をめぐるガイドツアーを推したい。農家民泊やふるさと体験村で島根の田舎ツーリズムがインバウンドに注目を集めている」▽岡山県「7―10月まで『おかやま果物時間』と題し観光キャンペーンを行う」▽広島県「産業ツーリズム、映画のロケ地めぐり、お好み焼き食べ歩きツアーをアピールしたい」▽山口県「明治維新から150年を迎え、関連イベントや古地図片手のまち歩きで山口の魅力を知ってもらいたい」。

▽香川県「2019年に瀬戸内国際芸術祭の開催が決定した。瀬戸大橋が開通30周年で、記念イベントやコンサートを予定」▽徳島県「大歩危・祖谷エリアには多くの外国人客が訪れている」▽高知県「幕末維新博を開催中。4月には休館していた高知県立坂本龍馬記念館がオープンし、維新博の第2幕がスタートする」▽愛媛県「道後温泉に新たな外湯として『飛鳥乃湯泉』がオープン。道後温泉では温泉を舞台にしたアートプロジェクト『道後オンセナート』も実施中」。

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