JTB 年末年始は国内旅行者は減少、海外旅行者は微増と予測
JTBは12月4日、年末年始の旅行動向に関する調査として、9連休となる今年は海外旅行者数が前年比0.3%増の76万2000人、国内旅行者数が2.1%減の2926万6000人となる推計結果を発表した。予想通りとなれば海外は過去最高を更新するという。調査は1074名から回答を得たアンケートや経済指標、業界動向、航空会社の予約状況、JTBグループの販売状況などから推計したもの。
アンケートでは、旅行への支出を今後増やしたいと答えた回答者の割合が2.5ポイント減の13.6%となった一方、減らしたいが1.5ポイント増の33.4%、同程度が0.9ポイント増の53.0%となったという。同程度のうち、単価を減らして回数を増やすと答えたのは0.2ポイント減の9.5%、単価を増やして回数を減らすのは0.4ポイント増の7.1%、単価も回数も同程度は0.7ポイント増の36.4%であった。
また、年末年始の対象期間中に帰省を含めて旅行をする意向があるか聞いた質問では、「行く」の11.1%と「たぶん行く」の8.9%の合計は20%で、昨年から3.5ポイント減少。逆に「たぶん行かない」も21.2%、「行かない」の58.9%の合計80.1%は3.6ポイント減となっている。
このほか、生活状況に関する質問で、「収入が増えた」回答者が6.2%であったのに対して「減った」が15.1%となったり、将来への不安から貯蓄などを増やすといった回答が多くなるといった結果が出たという。
情報提供 トラベルビジョン
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