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コロナ:東北の旅行会社 女性社員有志がクラファンで旅館支援

20/05/29

宮城県内の旅館ホテルや観光施設を支援しようと、名鉄観光サービスなど旅行会社の有志が立ち上げたクラウドファンディング、「愛する観光ドットコムみやぎ」が5月30日、期限を迎える。2日を残し目標の500万円に対し、882万円が集まっている。

クラウドファンディングを呼びかけるウェブサイト。目標達成に感謝

参加している施設は宿泊施設を中心に63施設。2000円から10万円まで、金額別に6種類の宿泊クーポンや利用券を設定し、利用したい施設を指定してクレジットカードで購入する。

クラウドファンディング終了後、2000円で2200円分、10万円で11万円分など、各施設で7月1-12月30日まで利用できるの「1割増し利用券」が届けられる。

宿泊・観光施設には、クレジットカードの決済手数料などを引いた額が振り込まれる。

クラウドファンディングは名鉄観光サービス東北営業本部でセールスなどを担当する佐藤麻由美さんが、コロナウイルス感染症の拡大で苦境にある県内の宿泊・観光施設を支援したいと発案した。他の旅行会社にも呼びかけ、JTB、近畿日本ツーリスト東北、日本旅行東北、東武トップツアーズの女性社員が中心になり実施している。

旅行会社の女性社員有志。左上が発案者の佐藤さん

話しを聞こうと名鉄観光サービス東北営業本部に電話すると、発案者の佐藤さんは不在で、上司の福田晃也課長が応対してくれた。

-はじめようとしたきっかけはなんですか。

福田 旅行会社のパートナーである旅館ホテルや観光施設を支援したいと思ったそうです。その時、飲食店を支援するクラウドファンディングがあることを知り、自分たちもやりたいと、他社にも呼びかけ、女性社員が中心に手弁当で取り組みました。

-3・11の影響はありましたか。

福田 私はここにいましたが、佐藤さんはまだ入社以前です。ただ、あの時の経験は、東北の文化に根づいていると思います。こういう時こそ助け合おうという精神でしょうか。

-旅行会社も大変な時を過ごしています。

福田 そうですね。商売が苦しいのは同じです。ただ、これから先、コロナが収束しても、パートナーの旅館ホテル、観光施設が存続していなければ、観光の復活はあり得ません。感染症に対して施設、旅行者、旅行会社の三者が、新たな信頼関係を築きながら、需要回復に取り組みたいと思っています。

宮城県も参画し第2弾を準備、施設の割引分や手数料を県が負担

こうした取り組みに、宮城県が支援の手をあげた。利用券の対象を飲食店まで広げた上で、施設が負担する1割増しの部分とクレジットカード決済の手数料などを県が負担し、クラウドファンディング第2弾を実施する。

宮城県観光連盟が事務局となるが、引き続き旅行会社5社の女性メンバーを中心に運営する。

5月25日から6月24日まで参加事業者を募集し、6月30日から7月30日まで、クラウドファンディングを受け付ける。購入できる利用券は第1弾と同じ、2000円から10万円の6種類。利用期間を12月1-2021年5月31日までとすることで、少し先の需要につなげる。

参加施設には8月下旬をメドに、支援者が購入した額に1割分を足して振り込む。支援者が10万円の利用券を購入した場合、施設には県からの支援金と合わせて11万円が振り込まれる。500施設程度の参加を見込んでいる。

 

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