JTB総研の旅行意識調査 コロナ長期化で60歳以上の1割以上が海外旅行引退の意向
21/08/16
JTB総合研究所(東京都品川区)が8月10日に発表した「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化および旅行に関する意識調査」で、長引くコロナ感染拡大を受け男女60歳以上の1割以上が海外旅行から引退の意向を持っていることが分かった。
コロナウイルス感染症拡大が始まった2020年2月から6000人以上を対象に定点調査として継続しているもので、今回は前回調査から約4カ月ぶりに7月16-23日に実施した。
海外旅行については、2021年または2022年に予定、検討している人は全体で11・6%だった。若い年代の意欲が高く、男性は20代が27・2%、30代が19・5%、女性は20代が20・0%だった。
一方で、「以前はこの旅行(海外旅行)をしていたが、今後はしないと思う」と考えた人は男性の60歳以上で11・3%、女性12・8%となりり、「コロナ禍を機に海外旅行から卒業する傾向は継続しています」としている。
国内旅行は2021年内に行きたいとして人が全体の23・6%、2022年6月までに広げると34・5%だった。
20代、30代の男女と60代以上の男性の国内旅行意欲が高かった。
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