一乗谷の繁栄、「阿波賀」が証明 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館
まもなく開館3年を迎える福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の湯川直さん、田島美玖さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。
同館は戦国時代の城下町である一乗谷朝倉氏遺跡の価値と魅力を発信する拠点として県が整備。国指定重要文化財を含む約800点の出土品を展示し、遺構展示室では発掘調査で見つかった石敷遺構を間近で見学できる。遺構はかつて、川を使って運ばれた品物が売買される川湊で使われたものだそうだ。
川湊は一乗谷の入り江として唐人が住んでおり「阿波賀(あばか)」と呼ばれた。8月末まで阿波賀がテーマの特別展を開催中で、近年の発掘調査で見つかった港湾施設と考えられる遺構を通して阿波賀の実像を紹介している。平安時代の阿弥陀如来像や宗純一休直筆の額字、アユタヤ時代のタイで作られた壺など見どころが多い。「阿波賀の特別展を通して、なぜ越前一乗谷、阿波賀が栄えたのか知っていただければ」と湯川さん。

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館のお2人
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