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売上高71・4%増、赤字幅も大きく改善 KNT―CT・22年3月期第3四半期決算

22/02/19

KNT―CTホールディングス(米田昭正社長)は2月9日、2022年3月期第3四半期(21年4月―12月31日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比71・4%増の1049億400万円と大幅増に。営業損失は前年同期の261億9400万円から77億5800万円に、経常損失は同174億8600万円から44億7200万円、当期純損失も同216億1500万円から58億500万円へ大きく改善した。

旅行業務としては、21年10月に緊急事態宣言が解除された後も需要回復は限定的にとどまったが、オンラインツアーや近隣地域への旅行、感染症対策を徹底した修学旅行などコロナ禍でも需要のある旅行販売に注力したほか、県民割や隣県割活用によるツアーの催行、東京オリパラの大会関係者バス輸送業務に注力した。旅行業以外ではPCR検査やコロナワクチン接種の受付業務の自治体からの受注などにも取り組み、収益を確保した。

費用面では事業構造改革を推進。近畿日本ツーリストの個人旅行店舗と団体旅行支店を91カ所、同社ほか3社の本社事務所を閉鎖・縮小するなど人件費や事務所賃借料などの費用削減に取り組んだ。

通期の連結業績予想は、公表済の予想数値から変更はなし。売上高は1500億円、営業損失は140億円、経常損失は115億円、当期純損失は130億円を見込んでいる。

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