「わくわく感を高めたい」 JTB、35年ぶりリブランディング
JTBグループは11月28日、コーポレートロゴとコーポレートサイトサイトを刷新した。2023年4月から本格的に実施するJTBグループのリブランディングに向けた第一弾として、まずは旅行者が目にすることは少ないコーポレートサイトから取り組みに着手した。リブランディングは1988年以来35年ぶり(一部既報)。
旅行検索ができるJTB公式サイトについても準備が整い次第、使用ロゴを新たなコーポレートロゴに切り替えていく。
同社は、中期経営計画での2025年度からの「飛躍・成長」期に位置づけ事業変革に取り組んでいる。リブランディングを担当する髙﨑邦子JTBグループ執行役員は会見で「25年度の飛躍と成長に向け、事業変革とリブランディングによる情緒的価値創造の両輪で進みたい。リブランディングでJTBに対するわくわく感を高めたい」と意気込んだ。
![JTB](https://www.travelnews.co.jp/img/230111tourist2.jpg)
リブランディングについて説明する
執行役員の髙﨑さん
リブランディングを前に社員9千人を対象に行ったアンケートでは、JTBのイメージとして「先進的」「時代に合っている」「独自性がある」などの声が多かった一方、一般からのイメージは「安全安心」「プロフェッショナル」「歴史と伝統」と乖離が見られた。また、MICE事業や地域活性化支援、人材ソリューションなど事業の多角化についても認知されていない現状がある。
リブランディングではこうした乖離を埋めるため新たに「交流を創造し挑戦し続ける、多様性あふれるダイナミックなブランド」の浸透を目指す。刷新したロゴでは地球、人、未来という3つの目線での世界観を「創造と挑戦」を表現した。大地や自然など地球が創り出す12色の背景色に、単色のJTBマークを配している。現場の判断を重視し色を選べる多色化で多様性を推し進める。
![JTB](https://www.travelnews.co.jp/img/230111tourist1.jpg)
新しいロゴ
エースJTBやルックJTBなどの商品については2023年度、販売店のサインについては2025年度までにリブランディングの表現を決める。
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