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久々に邦船が新登場

世界のクルーズ業界は、コロナ禍から完全復活して、マーケットも急拡大しており、次々と大小様々な新造船が登場していますが、そのほとんどが欧州で建造され、欧米の船会社によって運航されています。日本のクルーズファンにとしては、寂しい思いを持ちながらも、そうした新しいクルーズ客船に乗りに出かけています。

そんな日本のクルーズマーケットにもようやく日本の会社が運航する新船が登場しています。昨年12月に登場した商船三井クルーズの「三井オーシャンフジ」、そして今月デビューするのが郵船クルーズの「飛鳥Ⅲ」。いずれも1泊10万円からの料金設定のウルトラ・ラグジュアリ船です。

三井オーシャンフジはバハマの国籍をもつ外国船で、正式船名にはアルファベット表記なのですが、パンフレット等には「三井オーシャンフジ」と表記して、運航名も「ミツイ・オーシャン・クルーズ」としています。総トン数は3万2477㌧、全長は198㍍、旅客定員は458名で、「にっぽん丸」に比べると船体は大きくなりましたが、旅客定員は少なくしてグレードアップしています。新造船ではありませんが、ラグジュアリ・クルーズの運航で定評のあるシーボーン・クルーズの「シーボーン・オデッセイ」を購入して、改装・改名して、日本のマーケットに投入しました。会社では、日本籍への移籍も考えているようです。また、最近、同船の姉妹船も1隻購入しています。

一方「飛鳥Ⅲ」は…

(池田良穂=大阪府立大学名誉教授・客員教授)

(トラベルニュースat 2025年7月10日号)

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