ニューツーリズムをつくる 京旅協、森野理事長が決意表明
23/07/05
京都府旅行業協同組合(森野茂理事長=アルファトラベル)は5月30日、京都市下京区のリーガロイヤルホテル京都で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では森野会長を再選した。
森野理事長は冒頭、きょうと魅力再発見プロジェクトや周遊割を有効活用できたとし「京都市北部山間地域活性化のための観光をきっかけに、移住促進事業にも取り組むことになりました」と、新たな組合事業として道筋がついたと説明。2年前から行政機関と連携して取り組んでいる「旅を通して地域活性化事業」や、地域の環境保全を第一に考えた新たな旅のスタイル「サスティナブルツアー」を主催していることにも触れ、成果を上げていると語った。

行政との連携事業に成果
こうした取り組みについて森野理事長は、1994年は企業の88%が社員旅行を実施していたが、20年後の2014年は半分の44%にまで減少している調査結果を例に出した。「現在ではさらに減って22%ぐらいになっているかもしれません。これからも旅行形態は大きく変わっていくのは間違いありません。我々でニューツーリズムをつくり、持続可能な観光に取り組んでいかなければなりません」と組合員を鼓舞した
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