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第13回鉄旅オブザイヤー、グランプリは日本旅行が受賞 北陸新幹線乗務員お仕事体験ツアー

24/04/30

国内の優れた鉄道旅行を表彰する「鉄旅オブザイヤー」の今年度グランプリに日本旅行の企画「北陸新幹線乗務員お仕事体験ツアー」が選ばれた。

同賞は、鉄道旅客協会らでつくる鉄旅オブザイヤー実行委員会が主催し、JR各社や日本民営鉄道協会、日本観光振興協会、日本旅行業協会、全国旅行業協会が後援。旅行会社がつくる鉄道旅行商品を顕彰することで「鉄旅」の魅力を発信することを目的としており、今回で13回目を迎えた。

今年度の応募総数は65商品。「旅と鉄道」名誉編集長の芦原伸さんが委員長、トラベルニュースat本紙コラム「未来への道標」でおなじみの井門隆夫さんらが審査員を務めた。4月17日にさいたま市大宮区の大宮鉄道博物館で結果発表と授賞式が行われ、当日の決戦投票でグランプリを決定した。

グランプリの「北陸新幹線乗務員お仕事体験ツアー」は、通常は入ることができない鉄道の仕事を見学、体験するツアー。乗務準備体験や名札作り、制服を着ての記念撮影、訓練室でのシミュレーター体験などが鉄道好きな子どもたちから好評を得たという。

審査員からは「鉄道好きの子どもにはたまらない企画。単なる見学ではなく、鉄道会社社員になりきれる体験が続き、グランクラスを体験できるなど家族が鉄道にひきつけられ続けるマーケティング要素も考えられていた」(井門さん)など高評価を得た。

そのほかの各賞は次の通り。

エスコート部門賞=JTB「最高速度285キロの戦い 新幹線プロレス」▽パーソナル部門賞=JTB「新感戦 西九州新幹線かもめVS九州新幹線さくら あなたはどっち? JRで行く長崎・佐賀VS熊本・鹿児島」▽DC部門賞=JTB「『茨城DC特別企画』1日限りの復活運転 大洗エメラルド号で行く鹿島臨港線の旅」▽国土交通省鉄道局長賞=日本旅行「南阿蘇鉄道全線運転再開記念!特別トロッコ列車で南阿蘇・高森を巡る旅2日間(JAL・JR九州・南阿蘇鉄道共同企画)」▽審査員特別賞=JR東日本びゅうツーリズム&セールス「『只見線ナイトトレイン』で行く奥会津への旅/『只見線ナイトトレイン』で行く夕闇の只見線と磐越西線・只見線の橋梁ビューポイント巡り」▽ベストアマチュア賞=東海大学遠藤ゼミ鉄旅FCプロジェクトチーム矢部航平さん「あなたはきっと、福井が好きになる。~雪月花で行く福井横断の旅~」

鉄旅オブザイヤー

受賞者と主催者の皆さん

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