星空ツーリズムや世界の食旅 ツーリズムEXPO2024、JATAが見どころ紹介
日本旅行業協会(JATA)は9月19日、定例会見で世界最大級の旅のイベント「ツーリズムEXPOジャパン2024」(東京都江東区、東京ビッグサイト)の見どころを紹介した。今年で10回目となるイベントは、2年ぶりに東京で開催。「旅、それは新たな価値との遭遇」をテーマに、9月26―29日の計4日間開催する。会場では「星空ツーリズム」「ドライブツーリズム」「アドベンチャーツーリズム」など新しい旅のカタチを提案するブースや、世界の「食旅」が楽しめるフードコートなどを設ける。
ツーリズムEXPOジャパンはJATAのほか日本観光振興協会、日本政府観光局(JNTO)の3団体が共催。日本全国や、海外から約80もの国と地域、そして1千を超える団体・企業が出展する。会期前半の9月26、27日は業界日、後半の28、29日が一般日。入場料(一般日)は、前売り1千円、当日1300円。
テーマとなる「旅、それは新たな価値との遭遇」は、いろいろな新しい価値と出会い体験し、また同じ場所に行きたいという気持ちになってほしいという願いが込められている。また今回はスペシャル・サポーターとして俳優の山口智子さんが就任している。
定例会見では、ツーリズムEXPOジャパン推進室の早坂学室長が来場予定人数として、18万人(業界日が5万8千人、一般日が12万2千人)を掲げた(23年の来場者数は14万8062人)。また、出展数は1500小間以上となり「コロナ禍を経て、過去最大だった2018年の85%まで回復した。海外は4割強を占め、国内(約4割)を超える勢いだ」と全体的に伸びていることをアピールした。商談件数は同日時点で5900を超えており、6千以上の商談が見込まれている。
同推進室の猪飼敬副室長兼広報担当は、世界から集まるグルメをPR。中津鶏からあげやラフティ丼のほか、若者に人気なバインミー、珍しい食材としてクロコダイルの足を味わえるアフリカンホームタッチなどを紹介した。
注目ブースとしては、大阪・関西万博の開幕を控える大阪、廃棄物をほとんど出さないブース設計に挑戦した北海道、日米観光交流年でMLBなどスポーツの最新観光を発表する米国、最大の面積を誇る韓国、サウジコーヒーやデーツが味わえるサウジアラビアなどを挙げた。
業界日では「ジャパン・ツーリズム・アワード」表彰式、大阪・関西万博記者会見、観光交流人口の拡大をテーマとした基調パネルディスカッション、TEJ観光大臣会合、テーマ別シンポジウム、ツーリズム・プロフェッショナル・セミナー、インドとサウジアラビアによるランチレセプションなどが行われる。
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