世界の人流を取り込むことに成功 JTB山北社長・JTB旅ホ連総会で
25/06/26
JTB旅ホ連総会(トラベルニュースat6月25日号6面掲載)で登壇したJTB山北栄二郎社長の発言要旨は次の通り。
○
24年度のJTBグループはなんとか1兆円の取り扱いを維持することができました。営業利益は116億円という目標を立てていましたが、149億円を達成することができました。
ビジネスの中身はずいぶん変わっています。日本からの海外旅行は実質的に(コロナ禍前から)50%を下回っている状態ですが、世界の人流は非常にプラスに転じています。人口が増え所得水準も上がっており、アジアからヨーロッパやアメリカ国内などで非常に旺盛な需要があり、ここ20年かけて構築してきたグローバルネットワークでしっかり取り組むことができました。第三国間の移動が増え、グローバル事業で50億円を超える利益がでました。
また、24年度は未来に向けて飛躍するためにたくさんの投資を行った年でもあります。一つは人的な投資。コロナ禍で大きく痛んでいた人的なリソースを復活させ、賃金改善などに取り組みました。デジタルについてもかなり突っ込んだ投資を行いました。

山北社長
特徴的なのはMICEの伸びです(19年697億円=うち海外175億円=から24年780億円=同243億円)。法人が非常に活発に動き出し、世界においてもアメリカを中心に大きな需要獲得になっています…
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