万博の近畿好調も需要はやや弱め 阪急交通社・夏休み動向
25/07/09
阪急交通社は7月2日、夏休み(7月15日―8月31日出発)の海外旅行・国内旅行の予約状況から旅行動向をまとめた。海外旅行は回復局面が続くものの、国内旅行は需要が伸び悩み。物価高の影を差し、全体の旅行需要はやや弱いようだ。
国内旅行は対前年比5%減。人気旅行先ランキングは、1位近畿、2位北陸・甲信越、3位北海道の順。近畿は前年比1・2倍でやはり大阪・関西万博の効果は大きく、周辺をめぐる商品も人気のようだ。沖縄も「ジャングリア沖縄」開業効果で同5%増。そのほかでは富士登山人気の高まりも目立つ。出発日は8月3日、7月23日がピーク。
海外旅行は同8%増。人気旅行先ランキングでは1位ヨーロッパ、2位台湾、3位韓国、4位中国、5位ベトナムで、中国は伸び率では1位。今年はヨーロッパやエジプト、トルコ、中南米など遠距離の回復が進んでいる。出発日のピークは8月10、9日、7月18日。
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