海外・国内とも売れ行き好調―国内は話題豊富な沖縄・大阪が人気 HIS・夏休み旅行予約動向
25/07/10
エイチ・アイ・エス(HIS)は7月2日、今年の夏休み(7月19日―8月31日)の旅行予約動向をまとめた。物価高で旅行需要が弱含みのなか、予約者数は海外、国内ともに前年を上回り、まずまずの売れ行きとなっている。
海外旅行の予約者数は対前年比8・2%増、平均単価は同7・0%増の20万4300円。予約者数が多いのはソウル、台北、ホノルル、シンガポール、バンコクの順で、トップ5の顔ぶれに変化はない。上海、パリ、グアム、カイロ、バルセロナの伸びが目立つ。
商品区分では航空券が同1・7ポイント減の59・0%に比べ、ツアーは同1・7ポイント増の41・0%。平均単価の上昇はヨーロッパ方面や中近東方面といった長距離路線で高価格帯の予約が増えたことが要因という。
出発日は8月9、10、8日が上位。
国内旅行の予約者数は同7・6%増、平均単価は同4・1%増の9万5千円。方面は沖縄県、北海道、長崎県、大阪府、福岡県の順。話題豊富な沖縄県、大阪府が好調だ。そのほかでは10位にランクインした島根県の好調ぶりが目立つ。平均価格の割安さが人気の理由。

好調島根の代表的スポット・出雲大社の神門通り
出発日は7月27日、8月18日、8月24日が上位。
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