仕事につながるインスタ 和旅協、SNSの基礎を学ぶ
一般社団法人和歌山県旅行業協会(古市啓悟会長)と協同組合和歌山県旅行業協会(青木査稚子理事長)は8月28日、和歌山県JAビルで勉強会と座談会を開催した、勉強会ではインスタグラムの基礎を学び、座談会では会員と組合員が抱える業務上の悩みや課題を共有した。座談会は初めての試みだったが、活発な意見が出て今後も継続していくとした。
勉強会の講師は、京都を中心にインバウンド向けのガイド事業やインスタグラムによるマーケティング事業などを手掛ける岩井悠太さん。
「SNSの基礎のキソ」と題した講演は「うちの娘すごくかわいいんです」からスタートした。岩井さんは最初、1歳半になった娘のかわいさを言葉で紡ぐ、次に写真を見せる。会場から「かわいい~」と声があがる。その直後、娘の動画をスクリーンに映した。「インスタの一番のメリットは『視える化』です。対象が動き出すと、文字より写真よりもっと伝わる。伏見稲荷は映像が出回ってインバウンドが押し寄せました。ビジネスにつなっがてくることがインスタの強みです」。

インスタグラムの基本を伝えた岩井さん
「1分間の動画はウェブページ3600ページの情報量に匹敵します。本気で取り組んだら人生が変わります」と岩井さん。インスタにアップした動画でドイツ人で世界的なサッカー選手のベッケンバウアーの息子からガイドを頼まれたり、テレビ出演やドイツ車のプロモーションの仕事が舞い込むようになったという。「インスタは情報を欲しがっている人とつながります」。
そんなインスタのコツを岩井さんは、他のアカウントを徹底的にリサーチし、IDの名称やプロフィール、リール(ショート動画)が大切だと強調。なかでもリサーチについては「TTP(徹底的にパクる)」とし「学ぶは真似ぶことです」などとアドバイスを送った。「インスタはまだ間に合います。チャレンジしてみましょう」と勧めていた。
青木理事長が進行して行われた座談会では、スタッフ教育が行き届かず旅館の受入態勢が退化しているのではないかという指摘について意見が交わされたほか、企画料の収受や金額が話題に…
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