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私の知らなかった宮古島・リゾート研修(1) 渡辺遥香さん/跡見学園女子大学篠原ゼミ・3年生

こんにちは。跡見学園女子大学観光コミュニティ学部で、観光政策や観光による地方創生を学んでいる3年生の渡辺遥香です。今回から宮古島編として、篠原ゼミがゼミ研修で訪れた宮古島での体験や学びを2回にわたり紹介していきます。

まずは、訪問前の事前学習から見えてきた、学生から見た沖縄県宮古島の歴史と文化、そして急激な観光開発に揺れる現状について紹介します。

【海の交差点として生きた琉球王国】 まず感じたのは、沖縄が「日本の南の島」ではなく“アジアの交差点”として栄えてきたということです。外の価値を取り入れながら、地域の“らしさ”を磨いていく。その原点がすでに琉球の時代からあったのではないでしょうか。

【戦争の現実と平和への願い】 次に印象に残ったのは、沖縄戦の現実です。「ひめゆり学徒隊」など若い学生が看護や従軍に動員され命を落とした話は、同じ若い世代として胸に刺さりました。

戦後も基地が残り続けた現実を思うと、沖縄の「戦後」は今も終わっていないのかもしれません。背景にある「痛み」と「祈り」を理解することが大切であり、記憶を未来へつなぐ気持ちを持ち続けたいです…

(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部)

(トラベルニュースat 2025年12月10日号)

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