乗ってみたい観光列車 しらかみ、しまかぜ人気
JTBはこのほど、「観光列車」に関するウェブアンケート調査を行い、結果をまとめた。全国各地で誕生が続くが、旅行者の関心は依然として高く、もはやその存在は国内旅行の選択肢として定着してきたようだ。
「観光列車に関心があるか」の問いには、「関心がある」42%、「少し関心がある」41%。5人中4人と大多数が関心を持つ。ただ、実際の乗車経験がある人は37%にとどまり、限定的。半面、市場拡大の可能性はまだまだあるともいえる。
では、乗車経験がある人が「その列車を選んだ理由」は、圧倒的に「外観」が多い。個性的な造りが観光列車の売りのひとつだけに、戦略は奏功しているといえる。次に定番の「景観」。
「印象的な列車」はJR五能線の「リゾートしらかみ」がトップ。景観や津軽三味線の演奏、途中下車ができる点などが高評価だった。2位「くしろ湿原ノロッコ号」と5位「嵯峨野トロッコ列車」は景観、3位「特急ゆふいんの森」と4位「観光特急しまかぜ」は、内装や外観など列車自体への関心が高いようだ。
「乗車が目的で旅先を決めることがあるか」は、46%があると回答。乗車自体が旅の目的になっている。
「今後乗ってみたい観光列車」は、くしろ湿原ノロッコ号、観光特急しまかぜがトップ2。印象的な列車に続き、やはりあこがれは高い。伊豆クレイル、リゾートしらかみ、現美新幹線が続く。
調査はJTBのウェブアンケート「たびQ」で実施。全国の10―80代の男女を対象に8月に行った。有効回答数は1734。
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