台風19号後 千曲市・戸倉上山田温泉は通常営業
19/10/16
台風19号では、大雨で増水した千曲川の長野市北部にあるJR東日本の「長野新幹線車両センター」が浸水し、北陸新幹線の10編成・120両が水没するなど大きな被害が出た。新幹線が半分ほど水没している様子は、氾濫を象徴する映像として大きなインパクトを与えた。
千曲市は千曲川の氾濫逃れる
長野県内では8市町で千曲川が堤防を超え氾濫した。名称に千曲が付く、長野県千曲市は、幸いにも堤防の越水や決壊を逃れ、千曲川に架かる橋などにも被害はなかった。同様に、千曲市の戸倉上山田温泉も台風19号による被害は軽微にとどまった。
上山田ホテルの若林正樹社長は、「千曲川の増水で、水位は堤防まで2メートルほどのところまできました。心配しましたが、その後水位が下がりほっとしました」と、台風の様子を振り返る。
温泉街は13日に一部低地で、大雨による床下程度の冠水があったものの、その後、水は引いている。旅館ホテルも、すべて通常営業している。信州千曲観光局が台風後の様子をウェブサイトで紹介している。
千曲市は、ひと目十万本と讃えられる森・倉科地区のあんずの里や、名月の里と称される姨捨の棚田と棚田越しに臨む善光寺平の夜景が見どころ。戸倉上山田温泉は120年前に開湯、善光寺参りの精進落としの湯として親しまれ。30軒ほどの旅館ホテルと多くの飲食店がある。

早春の姨捨の棚田と善光寺平
温泉から、姨捨夜景バスツアーが運行されている。
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