温泉旅館経営の天野屋、民事再生法の適用を申請
19/11/05
昭和15年創業の温泉旅館経営をする天野屋(神奈川県伊勢原市)は、横浜地裁小田原支部へ民事再生法の適用を申請し、10月2日に監督命令を受けた。監督委員は、加藤勝弁護士。
天野屋は、1940年6月創業、63年12月に法人改組した温泉旅館経営業者。「伊勢原温泉ニュー天野屋」は、ピーク時には団体宿泊客や大山観光などの日帰り入浴客でにぎわっていた。
しかし、近年は施設の老朽化が進み宿泊客が減少。2019年5月期の年収入高は約8500万円にとどまり、赤字決算で債務超過額が拡大していた。多額の借入金を抱えて資金繰りがひっ迫、今回の措置となった。
帝国データバンク調べで、負債は調査中。
なお、温泉旅館は現在も営業を継続している。
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