楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

Go To停止で日本人客は再び前年割れに 京都市の12月のホテル宿泊状況

21/01/28

京都市観光協会が1月28日に発表した2020年12月の市内68ホテルの宿泊状況によると、総延べ宿泊者数は前年同月比48・2%減だった。新型コロナウイルス再拡大でGo Toトラベル効果が利用自粛、停止となったことで11月まで盛り返してきた日本人宿泊客が一転、前年割れに。再び苦境に立たされることになった。

日本人延べ宿泊客数は同7・7%減。前月11月と比較すると50・5%ポイント減と減少に転じた。これまで需要の回復に貢献してきたGo Toトラベルの停止、旅行自粛ムードの再来は業界にとって大きな打撃を与えた。

外国人延べ宿泊客数は同99・6%減。ほぼゼロの状態が9カ月続いている。

客室稼働率は前月11月と比べて25・6ポイント減の37・6%。9―10月の水準まで戻ってしまった。客室収益指数は同45・6%減で前月から15・5ポイント下落した。

1月以降は、Go Toトラベルの全国一斉停止もあり、年末年始の宿泊予約が6割程度キャンセルになるなど、すでに厳しい状態に。同協会は今後もこの状況は続き、春の行楽シーズンに向けた需要の底上げに取り組むべきとしている。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
海と生き海を守る三重鳥羽の旅

鳥羽市の基幹産業である漁業、観光業が連携を図り、漁業者と観光事業者が抱える課題を出し合って...

蒙古襲来750年・歴史とロマンを感じる長崎県壱岐・松浦

時は鎌倉、大陸から元が日本へ侵攻した一度目の蒙古襲来(元寇:文永の役)から今年で750年。...

個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ