「会社潰さず、雇用確保」 日旅協関西支部連合会、岡本会長が総会で強調
一般社団法人日本旅館協会関西支部連合会(岡本厚会長=不死王閣)は5月27日、大阪市港区のアートホテル大阪ベイタワーホテルで2021年度通常総会を開いた。コロナ禍が長引く中、岡本会長は「とにかく今は会社を潰さない、従業員の雇用の確保、この2つに全力を挙げるべきだ」と強調した。
冒頭のあいさつで岡本会長は「Go Toキャンペーンは6月に入って再開されると期待していたが、このままだとワクチン接種が落ち着くまで観光客は動きそうにない」と述べ、旅館協会本部に対してもGo Toキャンペーンを含めて政府へ業界の支援策を働きかけてもらえるよう訴える考えを示した。
次いで本部の浜野浩二会長がリモートであいさつ。「コロナとの戦いは長期化しているが、夜明けは遠くない。皆さんの奮闘を期待している」と語った。
今年度の事業計画については各委員会から発表された。内容は以下の通り。
総務企画委員会=旅館の魅力を発信して雇用につなげる▽宿泊実績調査実施の推進▽本部定款・諸規定および連合会規約等改定の検討▽金融問題の集約及び関係機関への陳情案の作成▽会員増加を目指した加盟メリットの検討
IT・キャッシュレス・生産性向上委員会=「ネット予約倍増セミナー」の継続▽IOT、ICTを利用した旅館ホテルにおける生産性向上事例の研究・紹介▽日旅協DRS(ダイレクトリザベーションシステム)への加入促進
観光立国委員会=インバウンド誘客のための市場開発と日本旅館ホテルのPR▽商談会(キャラバン)実施▽今後有力市場への取り組み▽外国人観光客へのおもてなしの研究▽外国人の好む観光地の研究
労務委員会=労働生産性向上に関する調査および研究▽労務問題(外国人雇用等)の調査および研究▽その他労働生産性向上に関する事業の実施
青年グループ=旅館おもてなしの研究▽経営者と社員育成の研究▽旅禍業務のIT・AIを活用する研究▽あらゆる事態に対応できる重名で耐久力のある経営の研究▽青年グループ会員拡大の促進▽フレンド会利用促進および会員加盟メリットの広報活動
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