誰もが旅を楽しめる兵庫県を確立(1) ユニバーサルツーリズム条例、3本柱を掲げて推進
兵庫県は、年齢や障がいの有無などに関わらず、誰もが気兼ねなく旅行できる「ユニバーサルツーリズム(UT)」を推進している。2023年4月には、全国初となるUT推進条例(高齢者、障害者等が円滑に旅行することができる環境の整備に関する条例)を施行し、誰もが「行きたいところ」に旅行できる兵庫づくりに取り組む。今年2月にはUTの情報発信や旅行商品の造成などに向け、旅行会社らを招へいするファムトリップを初めて実施。高齢者や障がい者、インバウンドなど多様な旅行者の誘客に向け、UTのより一層の推進を図る。
「人」「宿・施設」「エリア」づくり
UT推進条例に基づき、観光地での受入体制を充実させるべく①人づくり②宿・施設づくり③エリアづくりの3つを柱に、多角的に展開する。
人づくりでは、芸術文化観光専門職大学(豊岡市)との連携のもと座学やワークショップを通じ、UTの普及促進を図る人材として「ひょうごユニバーサルツーリズムコンシェルジュ」を育成している。コンシェルジュ認定を受けたのは現在81人。一方、観光事業者に対しては、高齢者や障がい者らを迎え入れる際の接遇やホスピタリティを学ぶおもてなし研修を実施。今年1月には災害時の避難対応を学ぶ「緊急避難対応研修」を実施するなど、平時のみならず緊急時の受入体制の充実にも取り組む。

緊急避難対応研修
宿・施設づくりでは、UTを推進する宿泊施設の取り組みの促進と見える化を図る「ひょうごユニバーサルなお宿」宣言・登録制度を展開。同制度への参加施設は、現在、150を超える。
さらに、地域を挙げてUTに取り組む豊岡市(城崎温泉地区)、新温泉町(湯村温泉地区)、丹波篠山市の3地区を「ひょうごユニバーサルツーリズム推進エリア」に指定。地域ぐるみのユニバーサルな取り組みを支援している。
(次の記事)誰もが旅を楽しめる兵庫県を確立(2) 「ひょうごユニバーサルなお宿」に159施設
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