「離れ ここみち亭」をリニューアルオープン/福井県あわら温泉グランディア芳泉
福井県あわら温泉のグランディア芳泉は今年4月、13室からなる「離れ ここみち亭」をオープンした。旧・貴粋殿をリニューアル。かつての設えを生かしつつ、水回りや設備は最新機器を導入し、版画造形作家の野田拓真氏の作品で装飾、30代前後の女性を意識した客室に仕上げた。
ここみち亭は、日本庭園を望む全13室。天井や梁、床の間、部屋の造りが部屋ごとに異なる当時の大工の技を生かしつつ、照明や装飾類、テーマカラーなど1室ごとに異なる趣きを演出した。客室カテゴリーは3タイプで、広さ50平方メートルの温泉露天風呂付客室が1室、70平方メートルのデラックスタイプが3室、40平方メートルのスタンダードタイプが9室で構成。ツインベッドと畳リビング、ワークデスクを備え、4Kスマートテレビ導入に際しては専用有線LANを敷設し視聴ストレスをなくした。

30代前後の女性を意識し仕上げた客室
宿泊者専用の「ココミチラウンジ」は、パソコンワークや読書、おしゃべりなど、気ままな時間を過ごすスペース。ラウンジのアルコールやドリンクは客室に持ち帰られるなど、離れ ここみち亭の過ごし方を具現化した。
また、ここみち亭の宿泊者は大浴場のほか、離れ・別邸の宿泊者専用の「ひのき大浴場」も利用できる。
グランディア芳泉では、夫婦やカップルの保養旅、一人旅、ワーケーション、趣味旅などの滞在基地として「離れ ここみち亭」をイメージしたとし、食事や泊数も自由にアレンジできる旅館の新たな利用スタイルを提案していくとしている。投資額は約1億円。
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