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全旅連シルバースター部会、渡邊新部会長を選任 安心安全な宿を目指す

21/07/26

全旅連シルバースター部会(692軒)は7月2日、東京・平河町の都道府県会館で2021年度総会を開いた。47都道府県から代議員が出席し、21年度事業計画と予算を審議、承認した。役員改選では中村実彦部会長が退任し、新部会長に渡邊幾雄氏(栃木県・やまの宿下藤屋)が選任された。

渡邊新部会長は就任のあいさつで「歴代部会長は、退任後に全旅連で会長をはじめ要職を歴任するなど業界を代表する人たちで、後任としてプレッシャーを感じています。このプレッシャーをパワーに変え、皆さんといい部会活動をしていきたい。大変な時期で日々苦労をしているなかですが、感染防止や衛生管理、バリアフリーに加え集客の手段についても、皆さんに直接情報を伝えるのがこの部会の役割」と抱負を述べた。

全旅連シルバースター部会

左から、中村部会長、渡邊新部会長、
全旅連の多田計介会長

同部会では20年度、会員施設で働く外国人労働者に基本的な衛生管理を学んでもらおうと、日本食品衛生協会の協力で冊子「取り組もう きほんの衛生」を作成した。日本語、英語、中国語、ベトナム語の4カ国で書かれた読本で、全会員施設に配布した。

21年度事業ではコロナ禍の施設運営として「安心安全な宿を目指す」ことを基本に活動する。その上でITの活用による業務の効率化、生産性向上に取り組むとし、厚労省の助成事業で冊子を作成することを予定している。

また、楽天トラベル内の「人に優しい宿」コーナーで、引き続き会員施設の予約拡大に取り組むことにしている。

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