人に優しいに「安心安全」プラス 全旅連シルバースター部会が総会開く
全旅連シルバースター部会(670軒)は7月13日、東京・平河町の都道府県会館で2022年度総会を開いた。47都道府県から代議員が出席し21年度事業報告と決算、22年度事業計画と予算を審議、承認した。
渡邊幾雄部会長(栃木県・やまの宿下藤屋)はあいさつで、「感染の急拡大で全国旅行支援が延期される見通し(7月14日に正式に延期が決定)で非常に残念です。夏休みは行動制限がなく、JTBの調査ではコロナ前と同レベルまで旅行意欲が回復するとされるなど期待感が高まっていましたが、この先は微妙な状況です。全旅連青年部の調査では、コロナ禍の2年半で旅館ホテルの借り入れは膨らみ債務返済に17・5年かかるということです。少しでも集客に努め、明るい未来を一緒に築いていきたい」と協力を求めた。

「明るい未来を一緒に築こう」
とあいさつで呼びかけた渡邊部会長
部会では楽天トラベルと連携した誘客事業に取り組んでいる。例年8月と11月の2回、楽天トラベルのウェブサイトで部会登録施設限定の1千円クーポンを配布、21年度は5千泊分・約2億円の宿泊需要につながった。22年度も8月に1回目のクーポン配布を実施する。
そのほか22年度事業では「人に優しい宿」を目指す取り組みを基本に、コロナ禍の施設運営として「安心安全な宿」の運営で地域や旅行者の期待に応えていく。
その上で新たなSDGsに向けた活動として、旅館ホテルの食品ロス対策に取り組む。年度末までには、食品ロス対策をまとめた冊子の作成を予定している。
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