国内旅行者数は対前年比80%増、対前々年比では38・5%減の1800万6千人 JTB年末年始旅行動向見通し
21/12/15
JTBはこのほど、年末年始(12月23日―2022年1月3日)の旅行動向見通しをまとめた。今季もコロナ禍のため本格的な再開が見通せない海外旅行については省き、国内旅行のみが対象に。国内旅行者数は対前年比80・0%増の1800万6千人と推計している。コロナ禍前の対前々年比では38・5%減。コロナ感染の落ち着きや県民割、ワクチン・検査パッケージへの期待感などから旅行再開への期待感が高まり、消費者心理は依然慎重ながらも徐々に旅行意欲の高まりも感じさせる結果となった。
1人あたりの国内旅行費用は同3・0%減の3万2千円ながら、総旅行消費額は同74・5%増の5760億円と市場にやや元気が戻ってきつつある。ただ、今季の日並びでは一般的には6連休と長期休暇になりにくく、旅行を計画している人は16・9%と前年から約2・1ポイント上昇にとどまった。
旅行の特徴は、県民割を活用した都道府県内や近隣県への「エリアツーリズム」が主流に。「部屋食や個室で食事できる施設を選ぶ」「少人数での旅行にとどめる」といった意向が強く感染防止への意識定着も顕著となった。
調査は1498人から回答を得たアンケート、経済指標、業界動向、航空会社の予約状況、JTBグループの販売状況などから推計した。
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